体験談– category –
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【第1章|はじまりと違和感】否定されるのは嫌なのに、否定はしてくるあなた
― 私だけが責められる関係に、息が詰まっていった ― 「それ以上言うな」 そう言って手を出すような仕草を見せたのは、 私があなたのミスを一言、口にしたときだった。 私はただ、「こうだったみたいだよ」と伝えたかっただけ。 責めたかったわけじゃない。... -
【第1章|はじまりと違和感】誰にも見えなかった「さみしさ」に、私だけが気づいていた
話しかけても返事がない日々 私が話しかけても、夫はゲームをしながら、YouTubeを見ながら、笑っているだけ。 返ってくるのは、「あ、ごめん、聞こえなかった」のひとことだけ。 それも、何度も繰り返すうちに、私のほうが諦めるようになった。 ゲームをす... -
【第1章|はじまりの違和感】無視されたことと言葉を失っていく日々
「無視されたわけじゃない」と言われても、私は確かに“ひとり”だった 「無視してたわけじゃないよ」 夫は、そう言うかもしれません。 実際、彼はただ“自分の時間”を大切にしていたのだと思います。 仕事から帰ると、すぐにゲーム機を手に取りプレイする。... -
【第1章|はじまりの違和感】産後の変化と、深まる心の距離
―「変わってほしい」と願いながら、それでも変わらなかった現実と、自分を守る選択― 出産という大きな出来事は、私にとって命をかけた体験でした。 眠れない夜が続き、身体も心も限界だったあの時期。 「大変だったね」「ありがとう」 その一言が、どれほ... -
【第1章|はじまりの違和感】声を上げられなかった理由
おかしいと思っても、言葉にできなかった 私はずっと、声をあげられなかった。 おかしいと思っていたのに、何も言えなかった。 「ありがとう」も「ごめんね」も言えない人と暮らしながら、 苦しいと感じることがあっても、それを「苦しい」と言葉にするこ... -
【第1章|はじまりの違和感】「ありがとう」「ごめんね」が言えない人と暮らすこと
「いちいち、そういうのはいらない」と言われた日 「ありがとう」と言ったとき、彼はこう返しました。 「いちいち、そういうのはいらない」 少しでも感謝の気持ちを伝えたくて言った言葉だったのに、その一言で空気が凍りました。 私は言葉を飲み込み、な... -
【第1章|はじまりの違和感】鬱陶しいから話しかけるなと言われた日
知らない土地、ひとりぼっちの始まり 結婚後すぐ転勤族の妻となった私は、慣れない土地での生活を始めたばかりでした。 家族も友達もいない場所に、たったひとり。 頼れるのは夫だけでした。 その生活は静かで、少しさみしくて、そしてとても心細かったの...
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