はじめに
夫との関係が壊れたまま、距離を取った生活が続いています。
カウンセリングにも通っているようだけど、今のままで大丈夫なんだろうか。
それとも、どこかで心が壊れてしまうんじゃないか。
夫の言動に傷ついてきたのは事実だけど、
「そこまで悪気があってやっていたわけじゃない」と思いたい気持ちも、正直あります。
今日は、そんな複雑な思いを整理するために、
このまま彼がどうなっていく可能性があるのか、冷静に考えてみました。
シナリオA:自分と向き合い、本質的な変化に向かう
これは、希望の持てるパターンです。
カウンセリングを通じて、彼が本当に自分の過去や家庭環境、
そしてこれまでの言動を深く見つめ直すことができたら——
感情を閉じ込めることをやめて、「人と向き合うこと」を覚えていけるかもしれません。
でもそれには、**本音を言える関係性(カウンセラーなど)**や、
「責められない場所」での安心感が必要です。
シナリオB:「変わったつもり」で止まってしまう
このパターンは、一見すると“よくなったように見える”かもしれません。
「カウンセリングに通ってる」
「昔より怒らなくなった」
でも、実際には中身は何も変わっていないということもあります。
自分の加害性に向き合わず、「がんばってる自分」に酔ってしまう。
そして、「変わったのに、どうしてわかってくれないの?」と、
逆に責められるようになる。
そんなふうに、“変化の演技”でこちらを試してくることもあります。
シナリオC:精神的に不安定化し、崩れていく
これが、もっとも心配なパターンです。
感情を抑えてきた人ほど、
ふとしたきっかけで、それが一気にあふれ出すことがあります。
眠れない、怒りが止まらない、被害者意識に囚われてしまう。
「誰もわかってくれない」「自分は見捨てられた」と感じる。
そんな不安や孤独から、うつや適応障害のような状態に進んでいく可能性も。
でもそれは、誰かが悪いというよりも、
これまでずっと**“正しくあろう”と無理をしてきた反動**かもしれません。
おわりに:「彼がどうなるか」よりも、「私がどうありたいか」
彼がどうなるかは、正直なところ、私にはもうコントロールできません。
回復する可能性もあるし、見かけだけ整えて終わる可能性もある。
崩れてしまうリスクだって、ゼロではありません。
でも、どのシナリオに進んだとしても、
私が「安心して暮らせるかどうか」は、また別の問題。
「相手がどうなるか」ではなく、
「自分がこれ以上、傷つかずにいられるか」を軸に考えていい。
それが、今の私にとって必要な境界線なんだと思います。
あなたへ
同じように、夫の行動や変化に一喜一憂して、
自分の心がすり減ってしまっている人がいたら——
あなたは、「誰かの回復を見届けるため」にそこにいるわけじゃない。
あなた自身が安心して生きていくことが、いちばん大切なんです。
どうか、自分のことを一番に考えてください。
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