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【第1章|はじまりの違和感】一緒にいる方が寂しい

「寂しい」と感じるのは、誰かと“離れているとき”だけじゃない。

隣にいるのに、心が遠い。

同じ空間にいるのに、孤独が増していく。

そんな経験はありませんか?

私もそうでした。

目次

会話がない。でも、会話しようとすると責められる

夫と過ごす時間が増えるほど、会話は減っていきました。

最初は、「仕事で疲れているのかな」と思っていたけれど、どんなに時間が経っても、私の話を聞いてくれることは少なかった。

たまに話しかけると、

「いいたいことわかったから、もう話さなくていいよ」

「話面白くないから、話そうとしなくていい」

そんな言葉で遮られてしまう。

何度も、「私の話し方が悪いのかもしれない」と悩んで、言葉を選んで、タイミングを考えて、でもやっぱりダメで…。

話すのが怖くなりました。

無視されているわけじゃないのに、虚しさが残る

夫は、まったく私を無視していたわけじゃない。

日常のやりとりはするし、用件には返事もする。

でもそこには、気持ちがない。

まるで、業務連絡みたいに淡々と、機械的に。

こちらが何かを伝えても、興味も関心も感じられない。

「うん」

「そうなんだ」

「ふーん」

それだけで終わる会話に、私はどんどん心が冷えていきました。

2人なのに、独りぼっち

本当は、誰かと一緒にいる時間って、あたたかくて、安心できるものだと思ってた。

一緒にごはんを食べて、テレビを見て、ちょっとしたことで笑い合える。

そんな何気ない毎日を望んでいた。

でも現実は、沈黙と緊張の毎日でした。

「私の話になんて興味ないよね」

「話をしたいけど、どうせ冷たい反応しか返ってこないから怖い」

そんな不安が、私の心を締めつけていく。

気づいたら、「今日は一緒にいるのがしんどいな」と思う日が増えていた。

一人でいる時間より、二人の時間が何より寂しかった

一緒にいるのに、寂しいって、おかしいのかな?

ずっと自分のせいだと思っていました。

夫が求めるような「会話が面白い人」にならなくてはいけない、夫が求めるような「自分一人で、自分の時間を満喫できる人間」にならないといけない。

でも、本当にそうだったでしょうか?

本当に大切にされている関係なら、

「話しかけてごめんね」とか

「嫌われないようにしなきゃ」とか

そんな風に怯えながら過ごす必要はないはずです。

最後に

誰かと一緒にいるのに孤独を感じている人がいたら、

「あなたが悪いんじゃないよ」と伝えたい。

関係の中で、安心できないと感じるなら、

あなたの心が、ちゃんと「SOS」を出している証拠。

それに気づいてあげてほしい。

私はその声を無視し続けた結果、

“誰かと一緒にいるのに、こんなにも寂しい”という感情が、

心に深く染みついてしまいました。

だから今、ようやく少しずつ、自分の心の声に耳を傾けています。

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