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【第7章|心の距離と小さな決意】なかったことにしないで――心に残るモラハラの傷

夫との関係に、ずっと苦しんできました。

言葉や態度によるモラハラが続き、心がじわじわと削られていくような日々。

誰かにわかってほしくても、「見えにくい傷」だからこそ、なおさら孤独で、つらかった。

目次

今は距離を取っているけれど

今は、家庭内別居というかたちで、夫と距離を取っています。

以前より態度は落ち着いてきたし、表面的には穏やかに見える時間も増えました。

でも──。

平然とした姿に、心がざわつく

たまに夫の姿を見かけると、彼がまるで何事もなかったかのように、平然と日常を過ごしている。

それを見るたびに、心の中で何かがざわつきます。

「え? あんなにひどいことがあったのに?」

「私はこんなに傷ついてるのに、もう終わったことにされてるの?」

そう思うと、むしゃくしゃして、苦しくて、息がつまるような気持ちになります。

怒りとも違う、悲しみとも違う、何かやり場のない感情に圧倒される瞬間です。

たとえ表面上は落ち着いていても、私の中にはまだ消化しきれていない気持ちが渦巻いています。

「なぜ平気でいられるの?」「私だけが苦しみ続けてるの?」

そう思うたびに、心の奥から怒りや虚しさが湧き上がってくるのです。

私の中では、終わっていない

私の中では、まだ全然「終わって」いません。

むしろ、これからやっと回復しようとしているところ。

それなのに、何事もなかったかのような「平気そうな顔」でふるまわれると、

自分の傷やつらさが、まるで「なかったこと」にされてしまったように感じます。

苦しみを無視しないでほしい

そんなとき、心の中で強く思うのは──

**「私の苦しみを無視しないでほしい」**ということ。

傷は見えないけど、確かにそこにある。

過去のことじゃなくて、今も私の中で続いている感情。

無理にわかってほしいとは言わないけれど、「なかったこと」にはしてほしくない。

自分の気持ちを否定しない

この気持ちを、自分でも否定せずに、ちゃんと受け止めていこうと思っています。

少しずつ、自分の心を取り戻すために。

もし、今これを読んでいるあなたも、

「終わったことにされるつらさ」に苦しんでいるなら、どうか思い出してほしい。

あなたのその痛みは、確かにあったものだし、今もそこにあるもの。

誰かに見えなくても、それを否定する必要なんてありません。

どうか、自分の気持ちを、あなた自身が一番大事にしてあげてください。

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