目次
1. はじめに:なぜ同じ価値観を繰り返すのか?
夫の言動には、義父と非常に似た部分が多くありました。
それは「否定や口出しを愛情だと信じる価値観」。
しかし、その根本にどんな背景があるのか、私にはずっと疑問がありました。
2. 否定=愛情と思う価値観が生まれた背景
これは決して夫だけの問題ではなく、義父の家庭環境や時代背景、
周囲の大人たちの影響も絡んでいます。
「正しさを押し付けること=愛情」という感覚は、そう簡単に変えられるものではありません。
3. なぜ夫は義父を庇うのか? ~本人も気づかない心の深層~
夫が義父を庇う理由は、単なる親思いではなく、もっと深い心理的なものだと感じます。
• 親を否定することは「自分を否定する」ことに繋がる恐怖
• 愛されたい、認められたいという願望が未だに終わっていないこと
• 育ってきた環境で身についた価値観が無意識に自分の一部となっていること
• 自分が義父と同じ振る舞いをしている事実を認めたくない防衛本能
• 家族の歴史や正当性を守ろうとする心の働き
こうした複雑な感情が絡み合い、義父をかばう姿勢が続いているのだと思います。
4. それでも、私は見過ごせない――同じ形で傷つけられているから
私にとって大切なのは、義父の過去ではなく、
今、夫がどのように私と向き合うかです。
義父と同じやり方で私を傷つけるのなら、それは受け入れられません。
5. 連鎖を断ち切るために必要なこと
根本的な価値観の癖に気づき、
それを疑い、変えていくことは簡単なことではありません。
けれど、それを避け続ければ、同じ苦しみが繰り返されてしまいます。
だからこそ、夫自身が言葉だけでなく、行動と姿勢で示し、
少しずつでも変わっていくことが必要だと感じています。
6. おわりに
この連鎖の先にあるものは、私たちの心の傷だけではありません。
理解しあい、歩み寄るために、根本にある価値観と向き合うこと――
それが今の私たちにとって最も大切な課題だと信じています。
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