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【第9章|夫がカウンセリングを受け始めた日】「夫はこのままどうなっていくんだろう」——3つの可能性を冷静に見つめてみた

はじめに

夫との関係が壊れたまま、距離を取った生活が続いています。

カウンセリングにも通っているようだけど、今のままで大丈夫なんだろうか。

それとも、どこかで心が壊れてしまうんじゃないか。

夫の言動に傷ついてきたのは事実だけど、

「そこまで悪気があってやっていたわけじゃない」と思いたい気持ちも、正直あります。

今日は、そんな複雑な思いを整理するために、

このまま彼がどうなっていく可能性があるのか、冷静に考えてみました。

目次

シナリオA:自分と向き合い、本質的な変化に向かう

これは、希望の持てるパターンです。

カウンセリングを通じて、彼が本当に自分の過去や家庭環境、

そしてこれまでの言動を深く見つめ直すことができたら——

感情を閉じ込めることをやめて、「人と向き合うこと」を覚えていけるかもしれません。

でもそれには、**本音を言える関係性(カウンセラーなど)**や、

「責められない場所」での安心感が必要です。

シナリオB:「変わったつもり」で止まってしまう

このパターンは、一見すると“よくなったように見える”かもしれません。

「カウンセリングに通ってる」

「昔より怒らなくなった」

でも、実際には中身は何も変わっていないということもあります。

自分の加害性に向き合わず、「がんばってる自分」に酔ってしまう。

そして、「変わったのに、どうしてわかってくれないの?」と、

逆に責められるようになる。

そんなふうに、“変化の演技”でこちらを試してくることもあります。

シナリオC:精神的に不安定化し、崩れていく

これが、もっとも心配なパターンです。

感情を抑えてきた人ほど、

ふとしたきっかけで、それが一気にあふれ出すことがあります。

眠れない、怒りが止まらない、被害者意識に囚われてしまう。

「誰もわかってくれない」「自分は見捨てられた」と感じる。

そんな不安や孤独から、うつや適応障害のような状態に進んでいく可能性も。

でもそれは、誰かが悪いというよりも、

これまでずっと**“正しくあろう”と無理をしてきた反動**かもしれません。

おわりに:「彼がどうなるか」よりも、「私がどうありたいか」

彼がどうなるかは、正直なところ、私にはもうコントロールできません。

回復する可能性もあるし、見かけだけ整えて終わる可能性もある。

崩れてしまうリスクだって、ゼロではありません。

でも、どのシナリオに進んだとしても、

私が「安心して暮らせるかどうか」は、また別の問題。

「相手がどうなるか」ではなく、

「自分がこれ以上、傷つかずにいられるか」を軸に考えていい。

それが、今の私にとって必要な境界線なんだと思います。

あなたへ

同じように、夫の行動や変化に一喜一憂して、

自分の心がすり減ってしまっている人がいたら——

あなたは、「誰かの回復を見届けるため」にそこにいるわけじゃない。

あなた自身が安心して生きていくことが、いちばん大切なんです。

どうか、自分のことを一番に考えてください。

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