先日、夫が3回目のカウンセリングを受け、その内容を共有してくれました。
そこには「支配的な言動」「自分が正しいと考えて相手を否定すること」「自分の殻を取り去ること」についての振り返りが書かれていました。
今回は、その報告を受け取った“妻としての私の視点”を記録しておきたいと思います。
「支配的な言動」を認めたことについて
夫は自分が支配的だったと認め、その背景には両親の関係や周囲の大人の影響があると話していました。
確かに、私からすれば「なぜそんな言い方をするの?」と不思議に感じていた部分が、彼にとっては“普通”だったのだろうと思います。
ただ、それが私にとっては大きな傷でした。
「違いを許容する」と彼が言ってくれたことは希望でもあるけれど、これまでその違いを否定され続けてきた事実が消えるわけではありません。
認めてくれたことを一歩として、今後の行動で示してほしいと感じています。
「自分の正しさで相手を否定すること」について
夫は「人にはそれぞれ主観的事実がある」と学び、自分がそれを否定してきたと反省していました。
確かに私は何度も、自分の感じたことを「それは違う」「君の考えは正しくない」と突き返されてきました。あのときの苦しさは、今でも胸に残っています。
「ごめんなさい」と言葉にしてもらえたのは嬉しいですが、それ以上に私は「否定せずに受け止めてもらえる安心感」がほしい。
これからの会話の中で、それをどれだけ積み重ねてくれるのかが大切だと思っています。
「殻を取り去ること」について
夫は「弱さを隠すために鎧をまとい続けてきた」と語っていました。
私は、その弱さを守るために理不尽な否定の言葉を受け続けて、ずっと心が押しつぶされてきたのだと思います。
彼が「ありのままの弱い自分を見せたい」と言ってくれることは救いです。
けれど同時に、「本当に見せてもらえるのだろうか?」「また弱さを見せる怖さから、私への批判が始まるのではないか」という不安もあります。
私が求めているのは、強がりでも完璧でもない、“人間らしい彼”と向き合うこと。夫が自分の弱さを見せるのが嫌で、私のことを否定されることはずっと苦しかった。もし、夫がそれでもまだ自分の弱さを守りたいなら、私はまた攻撃されることが怖くて夫と関わることができない。
妻としての本音
夫は「知花(私)が感情豊かで柔らかい雰囲気を持っているから惹かれた」と改めて言ってくれました。
けれど、その一番大切にしてほしかった部分を、彼自身の言動で長い間踏みにじられてきたのも事実です。
「努力を続けていくから見ていてほしい」と言われても、正直、私はまだ信じきれません。
信じたい気持ちはあります。でも、本当に変わるのかは行動でしか確かめられないのだと思います。
カウンセラーの意見だと聞き入れやすいということ
私がずっと伝えてきた夫に理解されなかった考えや言葉が、カウンセラーからの言葉であると聞き入れやすいということを感じました。
カウンセラーから夫が受け取ったか言葉は、私が言ったことと重複する部分も多々あったように思います。
けれど、私からではなく専門家である第三者からであると、私がどれだけ頑張っても伝わらなかった言葉がきちんと伝わっているそう感じました。
また私が伝えられなかったけど、わかってほしいと思っていた想いも、カウンセラーからアドバイスとして伝えてもらえたことで、私の思いが伝わった…とホッとした気持ちにもなりました。
私はこれまで想いを伝えたい、でも自分自身が正しいと決め込んでいる相手に伝わらなくて苦しんでいました。その苦しみが「ようやく和らいだ、本当はもっと早く利用するべきだった!」と思ったのです。
そう思ったのもきっと、夫は根が真面目だから。今までの環境で、自分の意見を正しいと信じきってきたのもきっと真面目だから。
今回専門家であるカウンセラーである方の話を理解しようとし、毎月決まってカウンセリングを受けているのもきっと真面目だから。
根は真面目である。けれど本人の正義感が強すぎて、パートナーとして悩んでいるならカウンセリングは早い段階で受けてもらうのは効果的なのかもしれないと感じました。
まとめ
夫のカウンセリング報告を聞くたびに、彼の変わろうとする姿勢を感じます。
それは喜びであり、同時に「これまでも何度も期待して裏切られてきた」という苦しい記憶を呼び起こすものでもあります。
私ができるのは、彼の言葉を受け止めながらも「本当に変化が行動に現れるのか」を冷静に見ていくこと。
そして、自分の心がこれ以上すり減らないように守りながら向き合っていくことだと感じています。
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👉 妻としての体験を記録することで、自分の感情を整理しつつ、同じように苦しむ人の参考になればと思います。
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