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夫が自分の加害性に気づくまでの体験談

夫が自分の加害性に気づく前の状態

私が心療内科に通うようになっても、家庭内別居に至っても、夫はまだ自分の加害性には気づいていませんでした。日々の何気ない言動や理屈で押し通す態度、私を否定する言葉――それがどれだけ傷つけるものか、本人には認識がなかったのです。

支配的な態度や言葉遣いは、夫にとって「普通のやり方」。私が傷ついても、それは私の感受性の問題だと思っていたようで、「そんなつもりはなかった」と自然に言い訳してしまう状態でした。

カウンセリングが気づきのきっかけに

変化のきっかけは、カウンセリングでした。第三者の専門家から「あなたの言動は相手にとって傷つくものです」と指摘され、初めて自分の行動を客観的に見られたのです。

このプロセスは、夫にとって驚きと戸惑いの連続でしたが、自分の加害性に向き合う第一歩となりました。本人だけでは気づきにくい行動や影響を、外部の専門家が整理して示してくれることの大切さを感じます。

気づきの後の変化と関係改善の兆し

夫は「今まで知らずに傷つけていた」という事実を受け止め、反省と改善の意欲を示すようになりました。言葉遣いや態度を意識し、私の感情に寄り添おうとする努力が少しずつ見えてきます。

カウンセリングを通じて自覚したことにより、単なる謝罪や言い訳ではなく、具体的な行動で関係を改善するステップへと進めるのです。

カウンセリングの有効性について

今回の経験から、カウンセリングの最大の効果は「本人が自分の加害性に気づき、客観的に理解できること」にあると感じます。自覚がなければ改善も始まりません。第三者の視点と適切なフィードバックがあることで、加害行動の原因や影響を理解し、初めて反省と行動の変化が生まれます。

私たちの関係も、まだ完全には安心できませんが、夫が自分の行動を認識し、改善しようとする姿を見られるだけでも、未来への一歩に希望を感じています。

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