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【第2章|モラハラの実態と心の揺れ】「変われない」と言いながら、私には変化を求めるあなたへ

目次

自分の変化は拒み、私にだけ成長を求めた日々

言葉がきついと伝えたとき、返ってきた言葉

「その言い方きついから、やめてほしい。」

思い切って伝えた私に、夫はこう返しました。

「昔からこうだから、直せないんだよ」

ああ、まただ。

やっぱり変わる気なんて、最初からないんだ。

私はあなたに、「完璧に変わってほしい」と求めたわけじゃなかった。

ただ少し、私の気持ちを想像してみてほしかっただけ。

その言葉がどんなふうに刺さって、私の中に痛みとして残るのか。

一緒に暮らす中で、少しずつ、優しい言い方を探してくれるような

“思いやりの成長”を期待していたのかもしれません。

「昔から」だから許されるのに、私は「変わらない」と責められる

でもそんなあなたが、私に言った言葉はこうでした。

「お前ってほんと成長しないよな」

なんだかおかしいと思いませんか?

自分の“きつい言葉”は「昔からだから」で片づけるのに、

私には「もっと変われ」と言う。

私はたしかに未熟だった部分もあるかもしれない。

でも変わろうとした。伝え方を工夫したり、考え方を柔らかくしたり、

あなたに歩み寄ろうとする努力は、たくさんしてきたつもりです。

なのに、あなたの言葉は変わらないまま。

むしろそのきつさは、年月を重ねるごとに深く鋭くなっていった気さえします。

私ばかりが責められる空気

ふたりで生きていくって、

お互いにちょっとずつ変わって、支え合うことじゃないのかな。

「俺はこういう人間だから直らない」

そう言って逃げる人が、

「お前は変わらない」と責める資格があるのかな。

責められるたび、私は自分を責め直す。

でもそれって、ほんとうに私だけの課題だったの?

最後に

夫婦という関係は、どちらか一方が変わり続けるものではなく、

お互いの「変わりたい」と「受け止めたい」が、

少しずつ重なっていく時間だと思っていました。

私は変わりたかった。

ふたりのために、私自身のために。

でも、変わる余地を認めてもらえない世界では、

その努力さえも無意味に感じてしまうのです。

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